2010-11-04から1日間の記事一覧

ニーチェをよむ

古典の『ツラトゥストラかく語りき』を読んでいないと西谷啓治の『根源的主体性の哲学』を読むことはできない。また夏目漱石もまたなんども繰り返さないと身に染みてこない文学である。しかし『ツラトゥストラかく語りき』は稲妻のように読者の魂をわしづか…

『精神の現象学』の頭蓋論の世界をひろげるために

ヘーゲルの『精神の現象学』の頭蓋論の部分だけではひろがりがうすい。というよりもヘーゲルはおそらく重点をそこにはおいていないそのためにこの頭蓋論を現代の医学にひろげていくには難しいという理由があるとおもわれる。私は三木成夫先生の生命とリズム…

carpenters を聴いて

ロックの統治論のレポートをかいているとき、つねにカーペンターズの歌を念頭にしていた。「声の存在」とはいったいなんだろうという素朴な疑問からである。日本武道館のライヴのDVDをかりてその歌声の秘密にせまってみたり、歌詞をかきうつしたがいまだ…

構想ノート

長編小説『まわる神話』を書く構想ノートと『アリストテレスの日記 Aristoteres essey』を書き始めた。32歳までには10冊から20冊書きためてそこから一冊の本になるように無駄なところを飴をつくるように糖分をばんばんととばしていきたい。内容は本からの内…

人と人とのあいだのなかで 『教育哲学ノート』より

人と人とのあいだで会話の歯車がかみ合わないとき、自己がわるいのか、あるいは他者が悪いのか筆者は頭をかかえずにはいられない。自己には自己の経験の積み重ねがあり、他者には他者の経験の積み重ねがある。両者を取り替えることは残念ながらできない。自…