2010-10-31から1日間の記事一覧

手書きと打ち込み

私は小説はいったん紙で言葉をいろいろいじくりまわしてから、パソコンで打ち込んでいる。『教育哲学ノート』もまた手書きでノートでかいてからブログに打ち込んでいる。そのまま考えたことを打ち込むよりも手で書いたほうが思考がまとまりやすい<気>がす…

自己と他者の倫理を考える

『存在と時間』が細谷貞雄訳、ちくま文庫が実家の本棚にある。倫理学の問題で「これからおれ/わたしはどういきていけばいいんだろう」「あいつきらいだけど・・・・」と倫理学上の問題にハイデガーののこした『存在と時間』の爆破力はおおきい。 『有と時』…

音楽を考える

私は音楽は現象なのかどうか長年疑問におもってきた。フランスの現代思想家のジャック・デリダは『声と現象』のなかで<声>についてその問いについて誠実に思索をつんでいる。実家の沼津にはハイデガーの講義録である『現象学的入門への研究』がありそれを…

文学と哲学 『教育哲学ノート』より

文学作品から哲学することは可能であるが、その文学作品から「にじみ出る」感想を他者に語る倫理の可能性がなければ、その文学作品は<現在に生きたこと>にはならないと思う。夏目漱石の文学はわれわれの「こころ」をうつしだしていると筆者は未完の作品で…

哲学書をよむ 『教育哲学ノート』より

筆者はここのところ体調を悪くしてしまった。おそらく、カントの『純粋理性批判』をギリギリと万年筆で書き込みをしながらよんでいたことによるであろう。『純粋理性批判』に関する入門書は本屋さんであふれるほどあるが、<善い入門書>を選ぶには絶対に専…