自己と他者の倫理を考える

 『存在と時間』が細谷貞雄訳、ちくま文庫が実家の本棚にある。倫理学の問題で「これからおれ/わたしはどういきていけばいいんだろう」「あいつきらいだけど・・・・」と倫理学上の問題にハイデガーののこした『存在と時間』の爆破力はおおきい。
『有と時』は辻村公一さんの名訳であるが、訳語がいりくんでいてとてもかみくだくことが難しい。
指導教官の教授にも
「原書でよんだほうが善いよ」
助教授には
精神現象学』のハイデガー講義録に関して
ハイデガーは言っていることがちんぷんかんぷんで熱気はつたわるけどあまりすすめられない」(一部脚色)

 『有と時』は下宿にも実家にも存在するが、書込みがあまりにいりくんでいて頭がいたくなるのでくりかえし『存在と時間』細谷貞雄訳、ちくま文庫 を読むことにした。
 
 文芸作品でドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』とマルセル・プルーストの『失われた時を求めて』があるが上記のハイデガーの思索内容を関係性があると私は考えている。