「運動現象と純粋経験」メモ①

 筆者はモントリオール・メキシコ・ミュンヘンオリンピックにおけるsawaokato選手の体操競技の<動きかた>のなかにクラシック・バレエの<動きかた>に通じるものがあるのではないか、とかんがえた。sawaokato選手の<動きかた>は過去のもうすでに過去の<動きかた>だが、筆者はsawaokato選手の<動きかた>には日本の禅体験があらわれていると約五分間の映像に想起することができた。この日本の禅体験の思想は西田幾多郎の『思索と体験』を筆者が朗読したときに想起したことである。そのなかで、ウィリアム・ジェームズという思想家が『純粋経験の哲学』という書物のなかで<純粋経験>という概念を使用している。この<純粋経験>という概念は西田幾多郎の哲学のなかでもたびたび登場する。この<純粋経験>が何なのかまだ筆者にはわからない。そしてクラシック・バレエおよび体操競技の<美しさ>に関しては、「観客が美しいと感じる<純粋経験>」をポイントに今後筆者の思索を転回していこうとかんがえている。

リリパットと一緒に見たいDVD

①『パリ・オペラ座のすべて』(おもしろい・・・・いろいろないみで)

②『マイヤ・プリセツカヤ 「つばめ」』(最期までみていない)

③『マリンスキー劇場版 白鳥の湖』(濃い!)

④『パリ・オペラ座版 ジゼル』(乙女のマイムに注目しようよ)

⑤『パリ・オペラエトワールの妖精たち』(ややこどもながらにかわいそうなえいぞうが・・・・・・)

⑥『オットー・クレンペラーの第九』(バイオリンのボーイングの動きかたの魂の観照