歎異抄と教行信証

 現代語訳の歎異抄教行信証をゲット。私のかび臭い下宿の『真宗聖典』には現代語訳がないので理解することに四苦八苦している。いくら座禅で禅体験を積んでいると宣言しても、共産党宣言にもなりゃしない。
 ありがたいお経をりかいするためには現代語訳も一役買うことになるであろう。

 また、聖書を読むと大学から足がとおのき、下鴨にある某キリスト教系の大学付近をうろうろすることになる。しかし、教行信証に青線で書き込みをすると大谷大学に足が<おのずから>いくのでまことに不可思議なものである。

 「自己をみつめる」ことは仏教の教えにもあるしキリスト教の神さんにもあるのでややこしいことこのうえない。

 「教育についてかんがえます」と恩師に宣言したが、『のだめ〜』とカントの『教育学』をひもといているだけで考えているのか、授業をサボタージュしているのかわかりかねる。

バイオリンのことは基礎から教えてもらっているのでありがたい。私は映像を観照することが好きなのでカール・リヒターというおじさんが棒を振っている『マタイ受難曲』をみてバイオリンの『バイエルン教本』にしたい。
バレエに関しては、魂がけずれてしまったので8月以降はリリパットと一緒にバレエ関連の映像をみながらソクラテス問答をくりひろげたい。
リリパットはバレエに関してもはるかに私よりもくわしい。
「バレエは表現、体操競技は表出」
と教えてくれる人間は我が家でリリパットひとりだけである。
幾多の映像資料は母にブック・オフで売られてしまった。
私はそのことに関しては了解しているが、ただひとつ了解できないことがある。

それは、akitomo kaneko先生の『体操競技コーチング』を売られてしまったことである。この本は逆立ちしても手に入らない。京都中の古本屋をかたぱしから探したがみつかることはなかった。

道は長い・・・・・・。