2010-11-21から1日間の記事一覧

『正法眼蔵』の導き 信と知の意識の問題  能楽鑑賞から考えたこと

私は坐禅を組むことが日課になっている。そのために古本屋で『正法眼蔵』をかって音読しながら坐禅をしている。監修者の西尾実さんは能楽の研究者でもある。 「西尾実さんここにもいたのね」 と思いながら青線をひきながら音読して坐禅。 道元禅師の息吹きと…

声と倫理 『教育哲学ノート』より

文学作品を音読する行為は小説や論文などの文章を書くときに大きな影響をあたえる。作家の心情が自己の身体に<憑依>する。この現象は音楽を聴いたときに自己の霊魂(Seele)が活動力を増すことに近い。作家の心情をつかむためには全集を通読することが一番…