2010-10-09から1日間の記事一覧

映画『瞳の奥の秘密』 理性の限界かあるいは正義の名のもとに

私は小説を書いているが、この映画は小説内の映画でもあるし映画内の小説でもある。人間の徳のなかの正義の限界と理性の限界は限られている。そのなかでどのように行為するか否かが問題になるのだが、この映画の主人公は両者ともに忠実だった。時間が流れて…

ながら学習

私はたいてい哲学書を読む時は映画をみ<ながら>、音楽をきき<ながら>よむことが大きい。人間は2つのことを同時進行でやるとどちらかが「ええかげん」になるが、ドラマ『虹子の冒険』で主人公の虹子が<二つのことを同時にできる>ことから銀座の頂点に…

『失われた時をもとめて』はよく眠れる本

ドストエフスキーの作品群は夜読むと眠れなくなる本である。これは私が長年の経験から実証された。トルストイの作品群は人間関係のうざったさを一掃してくれるので人間関係にストレスを感じている人間は『戦争と平和』を読んでみると善い。しかし、登場人物…

ゴルギアスは長い

私は眠る前に『ゴルギアス』を朗読している。対話編なので人間関係がヘタクソな人間はこれを読むと人間関係がやや円滑になる。アリストテレスの書いた『二コマコス倫理学』にもそのイデアが伝承されている。発声練習とストレス解消にプラトンの対話編の朗読…