2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

カフカ的小説 「Gの音」

Gはバイオリンを弾いていた。するとそこにKというバイオリンの女性の名手があらわれた。Kはバイオリンの「松脂」の話をしはじめた。「これは大切な松脂なんですよ」Gはバイオリンで『銀河鉄道999』のテーマソングを弾いた後、バッハの「G線上のアリア」を弾…

散歩

私は実家に帰ると本屋をはしごしていくが、最近かなしいことに古本屋がばたばたと閉店しているのである。親父と一緒にいったなじみの本屋さんももう閉店するらしい。ある百貨店にある本屋さんも閉店。本は売れないじだいになってしまったのであろうか。 「本…

運動現象と純粋経験 メモ

akitomokaneko先生の『わざの伝承』はスポーツの活動だけでなく、介護や医療問題における運動伝承の問題にまでその射程をひろげることができると私は考えている。この著作はハイデガーの『存在と時間』をakitomokaneko先生がクルト・マイネルの『スポーツ運…

乙女が「怖い」理由

私は乙女が「怖い」名づけて「乙女コンプレックス」である。それは家族の私の性格と三人の女系家族の喧嘩に原因がある。 「食器の戸はしめろとまえからいっているでしょ!」 「そんなこと気かないよ」 「出てけ!出てけ!うちの者じゃない」「あっちいけ、く…

家族の倫理

私の家族は不可思議きわまりない妹は私の77倍高性能のCPUをとうさいして指示はきわめて的確である。母はいつも文句を温泉の「源泉かけ流し」のごとく私にあびせかける。祖母は高齢のまっただなか出かけるときにお駄賃をくれるが、今日何日かわからない。私も…

tomitahiroyuki先生の美しさ

私は高校時代千葉の国際アリーナで始めて体操競技の大会を観て感動した。そこにはあこがれのtomitahiroyuki先生がいたのである。吊り輪で脚前挙をしていた。小柄でめがねの度がまったくあっていなかったのでぼんやりとしかわからなかったが、着地を決めた瞬…

タップの僥倖

私は実家に帰還する前に劇団四季のミュージカル『クレイジー、フォー、ユー』を観た。銀行家の跡取り息子はタップダンスがとくいである。しかし、母は銀行の仕事に専念してほしいと願うのだが、母の意向にそむき銀行家の跡取り息子はくそ度田舎にいくことに…

体操競技のできる「場所」で思索したい

京都に帰還したら、体操競技部が存在する高等学校にいって体操器具でシュピールしたい。体験が思索を生みだすであろう。洛南高等学校は東寺の近くにある学校でシャクソン系のハイスクールである。体操競技をおこなう設備がととのっている。ただ門外漢がのこ…

乙女の問題

ユング心理学ではアニマとアニミスムという概念がある。アニマとは紳士がこころにいだいている乙女の理想像でアニミスムとは乙女が抱いている紳士の理想像である。このアニマとアニミスムには四つの段階があって第一段階は生物学的なアニマわかりやすく書く…

『純粋理性批判』上 の書き込みより

☆『論理学』ハイデガー a)バレエのステップとバイオリンのおんぷ☆『イデーン』着実な読み込み☆akitomo kaneko先生に手紙を書く☆hiromi ashida先生と友愛(ピリアー)☆『二コマコス倫理学』英→希☆善く夜眠る☆アテネ・フランセ‐大谷大学 『論理学』ハイデガー…

一日一生

これから『一日一生』内村鑑三著の言葉を一日ごとに書いて思索してみることにします。キリスト教からの倫理を考えることができるかもしれません。仏教系なのに・・・・・・。 信仰によってアブラハムは、試練をうけたとき、イサクを献げました。つまり、約束…

yamadakosaku先生の占い

私は自己をみつめる手段として座禅から占いからのアプローチをとりいれることにした。「ものごとはみかたはひとつとはかぎらない」のである。手元に『生まれ月の神秘』山田耕筰著、鏡リュウジ監修、実業日本社がある。そのなかの私の誕生月である11月を列挙…

運動現象と人間

私は教育について考えている。なぜならば、クラシック・バレエの稽古場でおこさまのちょこまかとした所作を見た経験が根強く脳裏にやきついているためである。リリパットは体操競技の道へ行った。私は大谷大学に入学したが体操競技部がなかった。そのために…

「なんでここに十字懸垂が書いてあるんだよ」byリリパット

私のもっとも好きな本は『心理学と錬金術』Ⅰ、Ⅱという怪しげな心理学の本である。この本はまちがいなく初心者向けではない。しかし私は果敢にもいどみ、最終目標として、クラシック・バレエの古典演目を神話として解釈したいとかんがえている。そして、体操…

小説をかくことについて

私は現在『まわる神話』を子汚い字でかき、ワードでパソコンでパチパチとうちこんでいる。なかなかの大作になりそうである。時制の一致やどの登場人物がどの発言を言ったのかわけがわからなくて発狂する時もあるので、適当に書いている。小説を書いていると…

実家の読書は愉しく

私は哲学書や文学書に限らず本を読むときは万年筆の青ペンでアンダーラインをしながら読んでいる。恩師に対して「翻訳の本でもよんだことになるのですか」と問うたら「あたりまえだろ」と答えがかえってきた。「本を読むということは筆者の考えを頭のなかで…

実家の地獄体験

私は実家で浄土の一歩手前まで精神状態がおいこまれた。鼓動は速くなり、目の前がゆがんで立つのがやっとであった。人間の実存の極限位相を生きたまま経験したのである。 「あーこれで私も浄土に逝くのか・・・・・・・」 眠れない夜中にベッドの天井をみつ…

ショート、ショートを書く

かつて星新一氏は1001話のショート、ショートをかきました。どれにもオチがついていてどことなくせつない物語でした。カフカもせつない物語、むなしい心持ちなるしかしよくかんがえさせられる物語をかきました。私は眠る前によくショート、ショートをかいた…

リリパットの修士論文

リリパットの修士論文を一日がかりで読んだ。血がつながっているためか、思考回路が似ているところもあるが、リリパットのほうがかなり論理的な思考をもっている。運動の美的概念についての記述は体操競技に絞られているので私の考えていることと共通すると…

「運動現象と純粋経験」メモ③

筆者は母とともに印象派の絵画やピカソの絵画を京都のとある美術館に観照しにいった。印象派の絵画をみたとき筆者のこころに強烈なインスピレーションがわきおこった。筆者は日ごろからクラシック・バレエの修練に親しみ、その行為のなかでメガネをはずして…