2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「場所」

私は大谷大学に入学して授業にでることよりも、あっちこっちふらふらと旅にでかけることが多かった。鎌倉、石川、・・・など。どれも間接的に哲学とつながってはいるものの「物見遊山」的な態度はかわらない。目的地までつくのに長い時間がかかる。いろいろ…

九段下の思い出

私は九段下付近にいったことがある。亡き父と一緒に神田の古本屋街をぶらついた。現在の私のように古本屋の作法をみにつけておらず、ただの「物見遊山」でおわってしまった。中学生の頃に国語の授業で安岡章太郎さんの文章をよんだ経験がある。自身のセキラ…

夏休み〜無理筋なシナリオ的な学び〜

a)akitomo kaneko先生と運動理論や『存在と時間』について話し合う。 sawao kato先生の師弟関係とも仏教思想をシンクロさせて対話する。 まさに<我と汝>(マルティン・ブーバー)b)kida gen先生と『存在と時間』と現象学を運動理論にどう結びつけて考えて…

語学の修行

私は語学の修行のために江戸に旅にでることにした。『アリストテレス 二コマコス倫理学』を古典ギリシア語でそらんじるためである。場所はアテネフランセ(http://www.athenee.jp/3_gr_la/index.html)古典ギリシア語で日常会話ができるぐらいになって大谷大学…

書き込み読書

朗読すると決定していた<時のながれ> ・『魔の山』トーマス・マン著 ・『審判』フランツ・カフカ著<意識の流れ> ・『失われた時を求めて』マルセル・プルースト著 ・『戦争と平和』レフ・トルストイ著 ・『悪霊』ドストエフスキー著は青ペンで書き込みを…

理性

私の内なる理性が『カフカの生涯』をたどってみよ、とつげた。これは妄想かもしれないが、『カフカの生涯』を青ペンで書き込みをしながら、私の人生とてらしあわせることで何か人間の魂についての考察ができるかもしれない。そして、エドワード・サイードの…

オリエンタリズムと東洋の叡智を教育哲学的運動理論へ

ロシアの理論は紐解く人間が少ない、それはロシア語のとっつきにくさに関わりがあるとおもわれる。同じようにGreekの世界も運動理論や芸術理論に導入することはかなり難しい。 むかしむかし、ロシアにはドンスコイという運動学者がいた。現在は名前も忘れら…

クルト・マイネル教授の『スポーツ運動学』の原書を紐解き舞踊の運動理論へ転回

フッサール現象学を紐解いてしまうと卒論に間に合わない。したがって私はクルト・マイネル教授の『スポーツ運動学』(Bewegung Slehre)の原書を紐解く必要があるかもしれない。しかし、私の貧弱なドイツ語力では原書を紐解くことはとうていできまい。そして…

動きの模倣(ミメーシス)の問題

私の動きの模倣(ミメーシス)の問題はかなり教育学的であるakitomo kaneko 先生の論文ではとくにクルト・マイネル氏の翻訳に根本が置かれており、ゲーテの形態学思想はその広がりをみせている。しかし、近年のakitomo kaneko先生の動向を見るとその領域は精…

無人島問題

無人島に何を持っていくか→これは教育の根本問題である。この問いに真正面から答えるか見当違いの答えを出すか否かで魂の問題を考察することができる。私は教師になりたくないので 「誰かお友達をさそいます」 というイデアを想起した。 これは正統な答えで…

フランツ・カフカのように

私は芸術行為をアリストテレスの視点から見つめて、エドワード・サイードやフランツ・カフカのように書きとめることにした。エドワード・サイードもフランツ・カフカもともにユダヤ教を信仰し、ひとつの一貫した信念をもっていることにはかわりはないのであ…

動き方の比較からみえるものとはなにか

バレエの美しさを物語るときボレロの動き方を考えるとよいと思われる。ボレロは一人の舞踊家がひとつひとつ増えていく楽器にあわせて夢幻想の世界へいざなう不可思議な舞いのひとつである。物語性のすくないバレエのカテゴリーに含まれるであろう。 のちのち…

世界国際体操連盟の殿堂

世界国際体操連盟の殿堂(http://www.ighof.com/honorees.html)にはアイルトンセナの貴重な動き方がのっている。私は西田哲学を<動きと静止の調和>という視点から舞踊に転化させたいと考えている。アイルトンセナの動き方は他の選手と比較すると能楽の動…

オーケストラを鳴らすという目的(テロス)

私はオーケストラを鳴らすという目的(テロス)のためにバイオリンを始めた。しかし、あまりにも壮大で現段階では無理筋なシナリオなのでバイオリンの先生には秘密にしてある。楽譜を暗譜できないのでかなり遠い道程になりそうである。そしてクラシック・バ…

親鸞聖人とパウロ

私のなかで西谷啓治と親鸞聖人とパウロは生きているらしい。そうでなければ、このような宇宙的な思索はできない。私は田舎者で右も左もわからない阿呆な哲学徒である。しかし、浄土真宗大谷派に帰依し、聖書を読むことによって西谷啓治と親鸞聖人とパウロを…

小説の時間と私の時間

ある小説を朗読しているとき、その時間は私の時間とどのように関わり合うのであろうか。この問題は楽譜をみて他者の論理に感情移入する問題ともからみあっているであろう。 西田幾多郎の『思索と体験』を読んでいる時間は私は西田幾多郎になり、 トーマス・…

語学〜独眼流正宗〜

私の語学の勉強方法はまったくのでたらめである。分厚い文法書に青ペンでアンダーラインをひっぱっているだけである。語学の授業にまったく出席していない。ドイツ語:『新独英比較文法』古典ギリシア語:『古典ギリシア語初歩』フランス語:『フランス語ハ…

精神界のために

私は現代の精神医学に大きな疑問をもっている実家の精神科の診療所では、2時間待って2分の診察しかおこなわれず 「どうですか〜」 「・・・・・・・」 「そうですか、変わりないですね。同じお薬お出ししておきますね」 と幕が落ちる。 臨床心理士のカウンセ…

文学をとおして身体の意識と時間について考察

私はマルティン・ブーバーの思想を超えるために文学における<意識のながれ>と<時のながれ>をもぐもぐとかみくだくことによって魂の運動表現について考察していくことにする。<意識のながれ> 『失われた時を求めて』マルセルプルースト著 『悪霊』ドス…

運動の美意識 ④

身体に意識が向けられるようになる、15世紀のルネッサンスとともに、それまで見下されていた芸人たちが活躍するようになった。彼らはダンス教師として、貴族たちにマナーとダンスを教えたのである。彼らはさらに、貴族階級の人たちのために(バスダンス、サ…

運動の美意識の考察 ③

さらにダンスの歴史のなかで、革命的な発展や変革を経験したのはヨーロッパだけである。ここではその歴史をいちいち叙述するわけにはいかないが、それは古代のフォークダンスからはじまって、12世紀以降の発展した社交ダンスや15世紀以降に発生したバレエを…

運動の美意識の考察 ②

ダンスとは何か。それは哲学的問いである。私はバレエをしているが、ダンスの範疇にバレエはふくまれるらしい。 ダンス Tanz:独 Dance:英 Danse:仏 ヨーロッパで現在一般にもちいられているダンスという概念はLabanにまでさかのられる。Labanはダンスを、空…

運動の美意識の考察  ①

リリパットは大学の修士論文でマルティン・ブーバーの思想に対抗すべく、「運動の美意識に関するモルフォルギー的考察」という金字塔をこしらえた。あまりに壮大な論文なのでマルティン・ブーバーもびっくらこいた。 内容の要約 加藤沢男選手と早田卓次選手…

感動の音楽

私の感動で涙が一番でた音楽は大島ミチルさんの音楽である。大島ミチルさんの音楽はなにか生命の純粋で無垢な生まれたての赤ちゃんを想起させる。それでいて銀河に響き渡る壮大さも兼ね備えているので私はわからないのである。どうしたらあのような音楽をこ…

夕方の遊び終わったあとのはかなさ

小学生時代に私は野球部に所属していないにもかかわらず、野球部のなかまたちにまじって野球をした。だいたい外野手になるはめになり球拾いの名手になっていた。私は球技全般がまったくできない。サッカーはもちろんのことバスケットボールやバレーボールな…

テレビの洋画劇場の途中のCMのはかなさ

私はTVで映画を観ることが好きであった。そのときはだいたい眠りながら観た。その途中、コーヒーのCMや自動車のCMが流れるのであるがそこに私は人生の悲哀を感じずにはいられなかった。とくに酒のCMはなんとはかないことであろうか。人生ははかないものだと…

食べ物

私は最近、パンにこっている。日本人はご飯を食わねばいけないが、新約聖書を吟ずるようになってパンを食い始めた。清澤満之先生も 「パンのための学問はしない」 といっていたがそうであろう。 そうであるならば 「学問のためにパンを食ってはならぬ」 とい…

ふかふかな布団、あたらしい下着そしてバスタオル

私の下宿はかなりやばい。黴の香りに満ちている。りんごを置くとたった3日で腐敗が進行する恐るべき場所である。布団も余り干していないので、くさい。下着も古いものばかりである。バスタオルもくさい。勉強する環境としてこれほど<根性>を叩きのめされる…

ユングの境涯と私の境涯

ユングの人生の境涯は波乱万丈だ。私の人生と同じようなものである。フロイトの弟子になりいろいろな議論をまきおこしたり、学生時代学校にいかないで仮病でひきこもったりした。東洋思想やギリシアの神話から精神分析の魂の源泉をみつけたことがユングのす…

カント全集17 論理学・教育学の書き込みより Ⅱ

☆ルター版 聖書 書き込み☆アリストテレス『形而上学』書き込み☆ドイツ語 フランス語☆楽譜の暗譜(初見)☆オーケストラレーション☆楽屋はノックする☆タップ ・コンテンポラリー ・哲学小説☆哲学ラジオ ・オーケストラレーション ・バイオリン ・バレエ☆武蔵野…