2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「怖さ」と意志

私は現在のところバレリーナおよびバレエダンサーと高飛び込み選手、体操競技選手にはニーチェ考えていた「意志」がなければならない。と考えている。バーから手を離すともうそこはみづからをみつめるバレエのフロアーは「場所」となる。みづからを厳しくみ…

ロラン・バルトの物書きの魂 

『小説の準備』の草稿は念入りに書かれている。一年目の講義のテクストには執筆の日付が全然しるされていないが、アドゥール川沿いのユルトに引きこもってすごしていた1978年の夏がこれに充てられたものと想像される。二年目の講義は最初の授業のちょうど1か…

ハイデガー・ノートより

☆『国家』プラトン→アリストテレス→カント→フッサール→西田幾多郎 ↓ 『存在と時間』『有と時』 ☆a)『現象学研究の入門』 b)『現象学の根本問題』 鄯)クラシック・バレエ 鄱)体操競技 鄴)飛び込み競技 ↓ 現象学的記述の在り方☆ドイツ語マスター 『ドイツ語…

『美の祭典』 レニ・リーフェンシュタール監督作品

この映画の中で注目すべきところは体操競技と飛び込みの演技の流れるようなシーンである。体操競技では現在の体操競技の大会からはかけはなれた<牧歌的>な雰囲気のなかで演技がおこなわれている。とくに日本人選手の演技は外国人選手とくらべるとその「わ…

カフカ的小説「チェック・メイト」

その男はチェスのプレイヤーだった。小説や論文を書いている時、「私は悪魔だ」と名のる白い仮面をかぶった人物があらわれた。男は「いったい何の用だ」と言うと、白い仮面をかぶった人物は「お前に命令する。これから言うことを守らないと、お前の魂を私が…

論文は眠る前に書くと寿命がみじかくなる

私は論文や小説を眠る前にむくむくとおきあがって書くという妙な癖がある。小説であれば、短時間ですむが論文は引用が大河ドラマのようにながいので気がつくと2、3時を過ぎているまことに京都は<時の流れ>が早い。「レポートの書き方」についての本を読…

カフカ的小説 「時間をたづねて」

男は時間をもっていなかった。いつ、どこで、だれが、何をしたことを記憶することができない。妻は科学者で男に時間をあたえる定理について説明したり、友人の病理学者から「どうすれば彼に時間をあたえることができるのか」と手紙を出したりしたが、よい返…

下宿の時間

私の下宿は本であしのふみばもなくなったが、苦心と工夫でなんとか環境をととのえることができた。人間は環境をつくることができる。環境が人間を変えることもまた真理であるが、黴との共同生活は慣れて「風通しが善く」なってきたので勉学にも腰をすえて励…

哲学のショート・ショート

私は哲学のショート・ショートを書くことにした。カント哲学にしたがっているが、自己から他者につたわるものがなにもないかなぁという限りない自信のなさがある。バウムテストで枯れ木を描いて、現在はずいぶんと幹が太くなったようであるが全体のバランス…

河原町

私は阿呆なので河原町を善く散策する。欲望のおもむくままに書物とクラシックのCDを漁るのである。そして下心を剥き出しにして徘徊する。人間観察のスピードの精度を日に日にみがいているのである。時計をつけていないのでCDショップの店員に「今何時ですか…

ソクラテスの死

ソクラテスの死ほど倫理の根源を考えさせるものは無い。なぜソクラテスは死なねばならら無かったのか弟子はなぜ介入しなかったのか、そのなぞは普遍的なものである。毒人参を仰いだ瞬間、ソクラテスは何をかんがえていたのであろうか。もし、弟子が介入して…

カフカ的小説 「記憶をなくす薬」

Fは青年時代の記憶がイヤでたまらなかった。Fは営業でiphonを売る仕事し、夜は銀座のバーテンをしてお金をかせいでいた。そのバーにはグランド・ピアノがあり、M子というピアニストがピアノを弾いていた。ジャズやクラシックなどレパートリーはさまざまで何…

『菩提樹“Die Trapp-Familie”』

教育にたづさわろうか、心理の仕事にたづさわらろうか決めかねている。まさに「あれか-これか」の二者択一の問題である。教育についてはあまり私自身向いてないと自覚している。まわりの雰囲気がグーテン・タークなのであるが、ふとんに入る前におこさまを路…

人体の神秘

漫画の『医龍』では主人公の朝田龍太郎が人体をひとつの有機体とみなして手術を行っている。臨床の現場で求められる知識は教科書を応用したものなのであるが、学校の教科書をバラバラに学んだ場合、人体をひとつの有機体とみなして手術することは難しい。な…

論文を書く大変さ =掟の問題=

私は実家の強烈にデカイノートPCで不可思議な論文を執筆している4000字を目標にしているが、現在のところ3666字しかかけていない。論理的な文章とは思えないのでそうとう指導教官に朱肉が入るとおもわれる。星新一さんは以下のような決まりをさだめ…

Waterof Tea University の「老賢者」の本を立ち読みして

この方のEsseyはかなり皮肉がまきちらされており、通常の人間はすどおりしてしまうが文体に含蓄がふくまれていることが発見できる。「こういうつもり」が「ああいうこと」であったり、ふざけているようで大真面目であったりする。大学教授のオキラクぶりをえ…

自己分析 ユングのタイプ論より

私は自他ともに認める内向直観型である。『ユングの性格分析』秋山さと子著、講談社現代新書によると 一般に直観型の人は知覚を大切にし、生産的な芸術家の場合は、その知覚されたものに形を与えるわけだが、夢想家の場合は、直覚するだけで満足してしまう。…

自己分析 英文法が怪しいぞ ソクラテスの皮肉

私はあらためて内向直観型の性格についてみつめてみることにした。下宿で座禅を組んでいるだけでは「私は悟ったぞ、河を渡ることができる」と言って河の中に沈んでいったヨガの高僧にならないためにも必要なことなのかもしれない。 リリパットの電話相談で …

近所の臨床家さんをたづねて

ユングの思想は難しい。なぜならばユングの「境涯」をたどらなくてはその思想を理解することはできないためである。直観で21歳で15歳の乙女と結婚し、太陽のもとで男性の象徴がゆらゆらと揺れている青年の妄想からジャイナ教とよばれる宗教の神話記述に…

写経の意義

古来、大切な経典は写経することによってまもられてきた。私もまた哲学書を写経することによって文章力を鍛えている。アリストテレスは「万学の祖」といわれたが、それは書物の精密な読解によることが大きい。そのためにプラトンに「書物の山に頭をつっこん…

日本語字幕のないドキュメントと語学

ベルリンフィルのドキュメントは字幕があるのだがドイツ語である。語学力のなさにうちひしがれながらも、辞書を引きながらこれは関係代名詞だなこれは所有格だなこれは冠詞だからやくさなくても善いか、といそがしい。字幕に気をとられているとフィルトヴェ…

シャーロック・ホームズはひきこもりサムライ・ジェントルマン

コナン・ドイルは医師でしかも心霊術やオカルトに凝っていた。実家にも『コナンドイルの心霊術』という本が本屋さんに置いてあった。シャーロック・ホームズのモデルはコナン・ドイルの恩師である。演繹的な推理で見た目で人間を判断することができる。私は…

哲学小説執筆中

私の小説は詩のようであり、日記のようである。『臨床哲学の手記』は16章に突入した。しかし、アフォリズムなので他者に意味がつたわるかいなかは限りなく「?」である。ところで、黒い服は直射日光を吸収するらしくとてつもなく暑い。下宿には白い長袖のワ…